零~ZERO~
タイトル:零~ZERO~
機種:PS2
ジャンル:アドベンチャー
オススメ度:★★★★★
参考価格:1000円
和風ホラーシリーズ第一作。
いつかプレイしようと思って積みゲーになっていたので今年の夏にプレイしてみましたが、これがめっちゃ面白い!!20年前のゲームなんですけどとても楽しめました。
ストーリーは彼、主人公の兄なのですが行方不明になった恩師を探しに氷室邸と呼ばれる呪われた屋敷へ行くことになります。初めの30分くらいは彼を操作することになります。モノクロなのですが主人公に切り替わるとちゃんとカラーになるのでご安心ください。
しかし恩師は発見できず、彼自身も氷室邸で行方が分からなくなってしまうのでした。
氷室邸がヤバい場所だったのか知ってか知らなったのかわからないのですが、山の中にある廃墟に夜に一人で行くのはどうかと思います。
で、行方不明になった兄を探しに来た雛咲深紅(ひなさき みく)。PS2のグラフィックの為かちょっと芋っぽいんですけど、可愛く見えるシーンもあるので色々大丈夫です。
まあ、なんで一人でくるんだ?って思うんですけどこれが和風ホラーなんです。
このゲームは簡単に説明するとバイオハザードです。コードベロニカくらいまでのラジコン操作のバイオハザードになりますが、とにかく暗いので本当に見えにくい。設定で色を変えれるのなら変更しましょう。暗くて訳が分かりません。
回復アイテムも有限ですので序盤に使用しすぎると詰みます。僕は途中で詰みかけました。
戦闘シーンはかなり特殊で射影機という特殊なカメラを使用して霊をカメラに封印していきます。敵をサークル内に捉えている時間がとても重要で、長時間捉えている場合は高ダメージが期待でき、そのほかに敵の攻撃する瞬間等、サークルの色が変わっている瞬間にシャッターを押すと更に上の攻撃(フェイタルフレーム)が発動し大ダメージが出たりします。
初見ですと無理なのでそこまで狙う必要は有りません。
カメラを構えたまま後ろに下がることが出来るので、このテクニックが無いと攻撃を溜める時間がありません。絶対に使うようにしましょう。
カメラの強化を行ったりも出来ます。オススメは速度でしょうか。これが遅いと後半戦の素早い敵にダメージが出せません。
フィルムの種類もあり、攻撃力の高いフィルムに交換すればボス戦でも活躍出来ますがこちらも当然ながら有限なので使いどころを間違えないようにしなくてはいけません。
この1作目の場合青フィルムがセーブポイントで補充が出来るのでそこまで弾数に気を付ける必要はありませんでした。2作目の場合無限フィルムが存在しますが、ダメージがほとんど出せないカスフィルムなので戦闘面で弾数を気にしなくていいのは〇。
さあ、この後どうなるのかはご自分でプレイしてみて欲しいです。とにかく面白かったそれに尽きます。
難易度は高めだと思います。まず、体力が少ない。大体敵の攻撃3~4回で死にます。
それもそのはず、深江ちゃんは普通の女子高生なので鍛えている訳ではありません。リアルを追求した結果です。
歩き、ダッシュ速度もかなり遅いです。しかしこれもリアルを追求した結果なのです。どこぞのスペシャルな軍人や警官とは違うんです。
敵だけ障害物をすり抜ける。
霊体なので当然すり抜けます。すり抜けすぎて壁の中に入って一方的に超誘導弾を放って来たりしますが、人じゃないんでその辺はリアルです。
即死攻撃を持ってる敵がいます。
イベントとかラスボスとか、この辺も人外なので仕方なしです。
まあ、ちょっと問題は有るんですけどこれを全部補えるほど面白いゲームでした。特にストーリーが面白くて、一番最後に探していたものが見つかるシーンが最高に良い。
エンディングは2種類有って、2周目のハードモードで真のエンディングが見れますが、どうやら1周目のエンディングがこのシリーズの正史として扱われています。